概要
3年半ぶりにリリースされた9th-Full。
3作続いて同一メンバーでのスタジオ・アルバムはバンド史上初。そして、Frontiers Music Srl 移籍後第一弾でもある。
日本盤は、MARQUEE INC. / AVALON LABELより2016年8月17日発売。
ボーナストラックは、アコースティックバージョンの”ANIMAL”を収録。
個人的な感想としては、これまでバンド史上最長だったWinter Breeze(Hidden Place)の8:19を超える、長尺なリードトラックThe Secret(Part1)からはじまるあたりが、プログレッシブメタル色を強めた感じがあって、それはそれで嬉しい。(アタッカで続くPart2とあわせると15分半を超える)
・・・既存のDGMスタイルからは一歩踏み出した新機軸といっていい。これが本作からディストリビュートを請け負うことになったメロディックHR/HMの名門レーベル、『FRONTIERS RECORDS』の意向を汲んだものかどうかは本人達に確認してみないと分からないが、こういった方向性にも柔軟に対応できる素養があらかじめシモーネに備わっているのは、先述した影響源を見ても明らかだろう。
日本盤ライナーノーツ(平井 毅/YOUNG GUITAR)より引用
これはご本人に確認しましたが、Frontiersからは内容に対する一切の意向はなかったとのこと。
純粋にDGMとしての、さらなる進化が楽曲に表れていると考えてよいでしょう。
あと、8月にお忍び来日していた Andrea が日本のメディアのインタビューに答えていますので、
こちらの方が参考になるかと。
↓
【インタビュー】DGM「ライブで再会することを楽しみにしている」 | DGM | BARKS音楽ニュース
NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DGM : THE PASSAGE】 | Marunouchi Muzik Magazine
収録曲
1. THE SECRET (PART I)
2. THE SECRET (PART II)
3. ANIMAL
4. GHOSTS OF INSANITY
5. FALLEN
6. THE PASSAGE
7. DISGUISE
8. PORTRAIT
9. DAYDREAMER
10. DOGMA
11. IN SORROW
12. ANIMAL (ACOUSTIC VER.) *
*日本盤ボーナストラック
参加メンバー
マーク・バジル(Mark Basile) – Vocals
シモーネ・ムラローニ(Simone Mularoni) – Guitars
エマニュエル・カサーリ(Emanuele Casali) – Keyboards
アンドレア・アルカンジェリ(Andrea Arcangeli) – Bass
ファビオ・コスタンティーノ(Fabio Costantino) – Drums
ゲストミュージシャン
トム・エングルンド(Tom Englund / EVERGREY) – Vocals on “Ghosts of Insanity”
マイケル・ロメオ(Michael Romeo / SYMPHONY X) – Guitars on “Dogma”
アンドレア・アナスタージ(Andrea Anastasi) – Additional Orchestration on “The Secret (Part II)”